【布マスク】 手軽な消毒・除菌方法(ほぼタダ)
前回、決してマメとは言えない私でも、気軽にできる布マスクのお手入れ法について書きました。
強アルカリ性の、「焼成ホタテ貝殻水溶液」を使う方法です。
今回は、それが使えない場合の消毒・除菌方法について書いていきます。
(前回はこちらです。 ↓ )
①直射日光に当てる
これが、一番ラクな方法かもしれません。
洗濯後、直射日光に当てて乾かすだけ。
夜の間に干して乾かしてから、昼間、日に当てても、効果は得られると思います。
細菌に対する実験がこちらに載っていました。(↓)
布マスクの場合、表布と裏布をそれぞれ1時間以上、日光に当てれば良さそうです。🤗
コロナウイルスが、紫外線に弱いことは報道されていますが、まだ証明された訳ではないとのこと。
(↓)
日陰に干すよりも、ウイルスの不活性化は早そうな気がしますが…
また、ノロウイルスなど、他のウイルスに対して、直射日光の効果がどれほどあるのかは、分かりませんでした。
布団にノロウイルスが付着してしまった場合の対応は、「日光消毒」となっていますが。
(↓)
直射日光の当たる場所は、ウイルスにとって都合の良い環境ではないはず。
ある程度は効果があるのでしょうか。
でも、天気が悪い日には、紫外線の効果も期待できません。
また、花粉症や黄砂の時期に、マスクを外に干すのには抵抗があります。
(たとえ、細菌やウイルスを減らせたとしても…🤨)
ちなみに、天日干しよりも更に手軽な、家庭用の「紫外線除菌機」もあるみたいです。
(でも私は、塩素系漂白剤と同じくらい、こわいです…。紫外線を操るとか…)
それなので、「強アルカリ水」が使えず、直射日光にも当てられない場合には、次の方法が良いのでは!と思っています。
(↓)(↓)(↓)
②低温アイロンをかける
脱水後に、布マスクが完全に乾くまでアイロンをかけるという方法。
洗ったマスクを、すぐに使いたいときには、特に良いかもしれません。
こちらで紹介されています。(↓)
アイロンの低温は、100℃前後。
ノーズワイヤ(ノーズフィッター)としてマスクに使用している素材も、この温度には耐えられそうなので、ちょうど良いです。
(実験してみました。)
洗ってからすぐに、アイロンをかける時間があるとは限りません。
とりあえず乾かしてから、都合の良い時に(多めの)霧吹き+アイロンでも良いかと。
布マスクの表布には、洗っても「しわ」になりにくい生地を使っています。
しわをのばす必要が無いので、設定温度は低温で十分ですし、アイロンがけもラク。
(清潔な手で二つ折りにして、食品用のケースにしまっておくと使いやすいです。)
アイロンよりもラクそうなスチーマーは?
簡易なハンディー・スチーマーもたくさん販売されています。
100度の蒸気(スチーム)の力で、消毒・殺菌ができ、低温アイロンと同様、私が布マスクに使っている素材には、大丈夫そうです。
「消毒・殺菌にかかる時間(何秒間?)」は、それぞれの製品によって違いがあるはず。
取扱説明書や、メーカーへの問い合わせで確認したほうが良いかもしれません。
マスクの消毒・殺菌には、アイロンよりもスチーマーの方が手軽かと思い、私もAmazonで幾つか調べたのです。
でも結局、どの製品が良いのか分からず…
物を増やすとなると、故障なども心配ですから。
さらに、スチーマーよりも手軽な、「焼成ホタテ貝殻水溶液」をメインで使っていくつもりなので、結局必要無いかもしれなくて…
(布マスクの洗い替えがあれば、消毒・殺菌を急ぐ必要もないですし。)
《おまけ》マスクのゴムについて
マスク用のゴムとして使用されている、ソフトな耳当たりの素材ですが、ポリウレタンを原料とした、スパンデックス繊維が使われているようです。
熱に弱そうなので、アイロンをかける時に、溶けてしまわないかと心配になりました。
でも、低温アイロンであれば、大丈夫そうです。
(下の表に耐熱温度が書かれています。製品によっても違いはあるかも。)
ポリウレタンは、酸やアルカリにも強くはないですし、その他もろもろの要因にも影響を受け、「経時劣化」します。
それなので、布マスクを作る際には、「ゴムは悪くなったら取り換えられる」仕様にしています。
( ↓ こちらに、プラスチックの性質についての、分かりやすい表があります。)